Brew KASHIMA

Brew KASHIMAの紹介

Brew KASHIMA（ブリューかしま）は、佐賀県鹿島市を本拠地とした社会人サッカークラブです。2021年までは佐賀LIXIL FC（さがリクシルエフシー）という名称で知られていました。このクラブは、地域に深く根ざしたサッカーチームとして、地元のサッカー界において重要な役割を果たしています。

歴史

Brew KASHIMAの起源は1991年に遡ります。当初はINAXの子会社である九州INAXに所属するF.C. INAXサッカー部として設立されました。サッカー部は佐賀県リーグ5部から活動を開始し、わずか5年後には県リーグ1部に昇格を果たしました。1997年には「九州INAXサッカー部」という新しい名称に変更し、より広範な地域での認知を目指しました。

1999年には第79回天皇杯に初出場し、初戦で城西大学に敗れたものの、その後も2022年までに10回もの天皇杯出場を果たしています。2000年には県リーグ1部の初優勝を達成し、九州各県リーグ決勝大会でも準優勝となり、NTT熊本FCのJFL昇格に伴い、九州リーグに初昇格しました。

しかし、九州リーグでは2001年から2003年までの3年間、7位、9位、11位という厳しい結果に終わり、再び佐賀県リーグに降格しました。降格後は、2004年に佐賀県リーグを優勝し、決勝大会ではFC琉球に敗れましたが、2005年には連覇を果たしました。この年の天皇杯では初めての勝利を柏レイソルU-18に対して収め、その名を広めました。

2007年には県リーグ優勝を手にし、九州リーグに5シーズンぶりに復帰します。2009年には全国社会人サッカー選手権に初出場し、2回戦まで進出しました。この活躍はチームの歴史に新たなページを加えました。

2011年、クラブ名を佐賀LIXIL FCに変更しましたが、2015年にはJリーグの大分トリニータと対戦し、0-2で敗れたため、九州リーグで9位に終わり再び佐賀県リーグに降格。すると2016年には県リーグを全勝で優勝し、九州リーグへの復帰を果たしました。

2019年には過去最高の3位を達成しましたが、2021年には新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなり、地元企業からの支援を受けることになりました。そして2022年にクラブ名をBrew KASHIMAに改名しました。「Brew」は「醸造」を意味し、この地域の酒造りの文化を反映しています。さらに、LIXIL時代の愛称「Menbrews」にも由来しており、地域の伝承芸能を象徴しています。エンブレムやマスコットは旧クラブのものを引き継いでいます。

チーム成績

Brew KASHIMAは、以下のようなリーグ戦の結果を残しています。特に佐賀県社会人サッカーリーグ1部では5回の優勝歴があります。

• - 佐賀県社会人サッカーリーグ1部: 5回優勝（2000、2004、2005、2007、2016）
• - 佐賀県サッカー選手権大会（兼天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会佐賀県予選）: 11回優勝（1999、2002、2003、2005、2008、2011、2015、2018、2019、2022、2023）

組織と選手

2024年には新たなスタッフや選手が加入し、組織としての体制がさらに強化されています。歴代の監督や選手も在籍しており、クラブの文化が引き継がれています。

Brew KASHIMAは、地域に根ざしたクラブとしての誇りを持ち、これからも多くのファンに愛される存在であり続けることでしょう。

もう一度検索